変な映画が観たい

しがないWEBデザイナーです。映画と音楽とデザイン関連のこと適度に適当に書きとめます。

2016年に読んだ書籍40冊一覧と、あと感想をちょっとだけ

今日は映画じゃなくて本の話をまとめました。

 12月20日現在、2016に読み終わった書籍は40冊。

とりあえず、以下一覧(日付は読了日)

2016年12月18日
『分析美学入門』ロバート ステッカー

2016年12月18日
『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』ロマン 優光

2016年12月16日
華氏451度〔新訳版〕』レイ・ブラッドベリ

2016年12月13日
『珍妙な峠』町田 康

2016年12月12日
『呑めば、都: 居酒屋の東京』マイク モラスキー

2016年12月02日
『書を捨てよ、町へ出よう』寺山 修司

2016年10月24日
『カント『純粋理性批判』入門 』黒崎 政男

2016年10月24日
『対訳 イェイツ詩集 』イェイツ

2016年10月20日
『私は生まれなおしている---日記とノート 1947-1963』スーザン ソンタグ

2016年10月18日
『家出のすすめ』寺山 修司

2016年10月01日
『まるごと! さまぁ~ず×さまぁ~ず』「さまぁ~ず×さまぁ~ず」番組スタッフ一同

2016年10月01日
『「内村さまぁ~ず」 10年目突入記念オフィシャルブック』

2016年09月22日
『ひとはなぜ戦争をするのか』アルバート アインシュタイン,ジグムント フロイト

2016年09月15日
『こころをよむ 映画監督が描いた現代―世界の巨匠13人の闘い』

2016年09月02日
『〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』町山 智浩

2016年09月02日
『ゾンビサバイバルガイド』マックス・ブルックス

2016年08月30日
『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア

2016年08月25日
『グッドモーニング、ゴジラ ―監督本多猪四郎と撮影所の時代』樋口尚文

2016年08月10日
スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー』ジョナサン・コット

2016年08月04日
『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』町山 智浩

2016年07月20日
『暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌』高橋 ヨシキ

2016年07月20日
『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』山口 揚平

2016年06月21日
『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』春日 太一

2016年06月06日
『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』メイソン・カリー

2016年05月31日
『あたしとあなた』谷川 俊太郎

2016年05月27日
『臓器交換序説』寺山 修司

2016年04月23日
『映画なしでは生きられない』真魚 八重子

2016年04月05日
『人生パンク道場』町田 康

2016年03月27日
『雑食映画ガイド』町山 智浩,柳下毅一郎,ギンティ小林

2016年03月12日
『2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)』ドナルド・J. ソボル

2016年03月04日
『ズボンをはいた雲 (マヤコフスキー叢書)』マヤコフスキー

2016年02月29日
『ポケットに名言を』寺山 修司

2016年02月24日
『医療ドラマが100倍面白くなる 医者の世界 』

2016年02月14日
『ざらざら』川上 弘美

2016年01月18日
『映画宣伝ミラクルワールド 東和ヘラルド松竹富士独立系配給会社黄金時代』斉藤 守彦

2016年01月11日
『なんとなくな日々』川上 弘美

2016年01月06日
『ボルジア家の黄金の血』鷲見 洋一,フランソワーズ サガン,Francoise Sagan

2016年01月05日
『猫のよびごえ』町田 康

2016年01月05日
『猫とあほんだら』町田 康

2016年01月01日
『パレード』川上 弘美

 

こんな感じです。

月平均が3.3冊ということは、毎年の平均がだいたい2.5冊くらいなので今年は少しペースが上がったのでちょっと嬉しい。
とはいえ、買うペースをもっと押さえないと積読本が増え続けるのは考えもの。
年内にあと2冊は読み終えたい。
まだ欲しい本もたくさんあることだし…。

 

あと、こうやってまとめてみると町田康品や寺山修司をそれぞれ4作品、川上弘美町山智浩の著書も3作品で、そこそこ偏りがあることが分かった。
来年はスーザン・ソンタグハンナ・アーレントに偏りたいな。

あとポール・オースターも読み直したい。

スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー

スーザン・ソンタグの『ローリング・ストーン』インタヴュー

 

 

そして関係ないけど学生の時はレイ・ブラッドベリにはまっていたことがあり、最近またその熱が再燃したので読み直したいっていうか、読んでない作品もあるはずだけれどもうどれが未読の作品かもう分からないな…
スタニスワフ・レムももう一度読みたいし、J・G・バラードも未読作がたくさんあるので読みたい。
基本的にSF小説がけっこう好きだけど、Science Fiction(サイエンスフィクション)よりもSpeculative Fiction(スペキュレイティブ・フィクション)の方が好きかなー。

 

また映画関連の書籍をよく読むのだけれど、自分のチョイスは町山さん、高橋ヨシキさんを始めとする秘宝系に偏りがち。
けれどその中でも1番良かったのは真魚八重子さんの『映画なしでは生きられない』だった。
やはり映画の評論や解説本などは男性の書籍が多くなりがちだし、たまに見かける女性が書いた解説は作品のチョイスや語り口がマイルド過ぎてイマイチな事が多い。
そんな中でこの本は抜群に面白かった。
作品のチョイスがハードコアに寄りがちも関わらず、純粋な目線で語られていて尚かつあふれ出る想いが叙情的でさえある。
読んでて何度か涙腺を刺激されましたね。
オススメ!

映画なしでは生きられない

映画なしでは生きられない

 

 

2016年11月に観た映画19本

【劇場/新作】

  • オーバー・フェンス
  • 彷徨える河
  • ザ・ギフト
  • PK
  • ある戦争
  • ガール・オン・ザ・トレイン
  • ヤング・アダルト・ニューヨーク
  • イレブン・ミニッツ
  • エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

9本

 

【劇場/旧作】

  • メーヌ・オセアン

1本

 

【映画祭/東京フィルメックス

  • ザーヤンデルードの夜
  • 恋物語
  • ティクン~世界の修復

3本

【映画祭/ポーランド映画祭】

  • ボディ(原題)
  • 最後の家族

2本

 

【動画配信】

4本

計19本

けっこー観てんな!!!

うーむ。

いや、いいんだ。良かった。どれも面白かった。

東京フィルメックスはたまに行くのだけれど、今年のラインナップはイラン作品が多いように感じましたね。
イイとおもう。
 
あと韓国映画の『恋物語』良かったです。
女性同士の恋を描いたラブストーリーなのだけどとても繊細でぐっときた。
今年は『キャロル』もあったし、日本でも『過激派オペラ』もあったし、ついこの間は『ハンズ・オブ・ラヴ』が公開されて女性同士のラブストーリー多めな印象なのですが、ここ数年は世界的に流行なのだろうか…?
なぜ急に…
 
ポーランド映画祭ももっとたくさん観る予定だったけど、全然だな…
しかし『ボディ』は面白かった。
不思議系作品で、不条理ものとか好きな人には向いてる。
意味が分かりづらいけれど、それがイイ。

今回はこのくらいにしておこう…

ではまた。

パーソン・オブ・インタレストをひたすら観ていた10月 サードシーズン

ということで、またしても『パーソン・オブ・インタレスト(PoI)』シーズン3お話です。
10月はずっとこれを観ていたことになる。
 
 
オマエ何回この話するねん、と言われてしまいそうではありますが、とりまseason3の感想は以下の通りです。
 

season3感想

 
もう始まった途端、前回(season2のクライマックス)までの話どうしたんだよ…と、なりました。
どエライ事が起こったにも関わらず、通常営業から始まって何なんだ。
 
リアルタイムで放送を観ている方は気にならないのかも知れませんが、ぶっ続けで見ているとシーズンごとの繋がりが薄くてびっくりしますね(ちゃんと後に繋がってくるけど)。
 
しかし全体を通して振り返ってみると、感動の神回があるかと思いきや、「その話マジどうでもいいよ!」っていう谷の回まで盛りだくさんでした。
 
あと通常業務で出くわすキャラクターが揃いもそろって頭悪いのでイライラします。
一般人もそこまで頭悪くないとおもう…何故そこでそんな行動を取らせるのかと疑問でしかない。
またヴィジランス(プライバシーと個人の自由を守るという口実を元にテロリストまがいの集団)の言動もちょっと。いくら何でも子供じみているっつーか。
コリアー君も可哀想なのは理解するが、頭良いのか悪いのか分からなくなるよね。
「えっ、キミ頭良い設定では?」と確認したくなる。
 
ラストの曲(exit music)の使い方も若干はずい。
Radioheadはものすごく好きなんだけど、ここで使うには余りにも直球過ぎ・メジャー過ぎてびっくりしましたね…
Radioheadは使って欲しい気もするが、話に集中出来ないので出来ればもうやめて欲しい。
 
罪深きseason3かな…
 
って、色々といちゃもんつけていますけれどね、でもね、このシーズンでルートの魅力が爆発してます。
 
スーパーサイコパス・ルートちゃんですよ!!!!
 

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とてもかわいい。
 
シーズン1で初めて出てきた時、優しそうな綺麗なおねーさんで「この人むっちゃかわええわぁ…レギュラーにならんかなぁ…準レギュラーでも可…」とか思っていたのに、終わってみれば中身が完全なサイコパスで「うわぁ…」っつって頭抱えたのを覚えています。

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(本性表す前↑※セラピストに扮するルートさん)

 

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(本性表した後↑※めでたく病院に収容されたルートさん)

 

シーズン2にもちょくちょく出てきたけどなかなか好きになれなくて今後の展開が不安だったんですが、もうひたすらに好きになる!
ひとつひとつのエピソードが積み重なってシーズン3で大爆発って感じです。
 
何故ならサイコ―にサイコパスだからだよ!
 
特に中盤でコントロールに拷問されるルートちゃんが放った、
「私がマシンのインターフェイスなの」

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ってセリフがマジで
最の高
でした。
 
そもそもなぜ彼女がルート(root)と名乗っているかというと、rootは簡単に言ってしまうと「管理者権限」の事を指し、全てのシステムにアクセス可能なスーパーユーザーであるという意味合いなんですね。
それを自分で名乗ってるって時点で…もう…(かわいい)。
 
マシンと一体化したいルートちゃん。
ああかわいい愛おしい。
 
今後は好きすぎて観るのもつらい。

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(みんな可愛いけど↑)

 
その一方ですごく残念なのはすべての黒幕であろうジョン・グリア。
彼の凄みがまったく感じられない。
イライアスやクインの方がだいぶ年下にも関わらず悪としての風格や知性が感じられました。
イライアスにおいては見た目がごく普通の、そこらへんにいるおじさんのようでいて表情に狡猾さが滲み出ている。
爬虫類が獲物を狙っている様子を連想させてゾッとする瞬間があるんですよね。
 
そういうのがジョン・グリアにはない。
ふつーにふつーのおじいちゃんだよ。
 
なんでまたこの人キャスティングしたんだろうなと思ったら、
 
ジョン・ノーラン

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ノーラン、ておめぇ、親戚使ってんのかよ!!!
 
もっと味のある俳優さんを使っていただきたかったよ。
このふつうのおじいちゃんが凄んでる感じが後のトリックになってるのなら納得ですが。
まぁそれは最後まで見なければわかりませんよね。
 
ということで引き続きseason4を見ることにします。
 
ではまた。

2016年10月に観た映画10本

10月におきましては、家でひたすらに米国ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』を見ていました。

nnnnotfound.hatenablog.com

nnnnotfound.hatenablog.com

 

そのついでに見た映画(失礼)は、以下の通りです…

 

【劇場】

5本

 

【DVD/配信等】

5本

 

計10本

 

先にも述べたように10月はずっとパーソンオブインタレストを観ていたので少なめ。
しかもDVD鑑賞分は以前観た映画ばかりだった。
ザ・レイド』に至っては何回観たのかわからない。
はやく3を作って欲しいものですね。
とりあえずレイドシリーズで一番お気に入りのキャラ、『ザ・レイド GOKUDO』のハンマーガール殺戮シーンをどうぞ。


The Raid 2 - Fight Scene

 
 
君の名は。』は、まぁ面白かったです。
新海誠作品にしてはすごく明るい結末だし、絵柄も所謂アニメファン向けの馴染みあるテイストになってたし取っ付きやすいのかな。
なんでこんなにヒットしてるのかって感じもしますが、プロデューサーである川村元気の力がやはりものを言ったのだと思われます。
恐ろしいなホント。
作品がどうこう、という話よりも「プロデューサーって大事なんだな」と改めて感じた一作でした。
 
 
あとは『過激派オペラ』というエロい映画を観てきました。
なかなかのエロ描写で笑いが起きていました。
おじさんが多かったですね。
分かりやすい。
 
 
 
現在シアターイメージフォーラムジャック・ロジエ作品を上映しているので、『アデュー・フィリピーヌ』『オルエットの方へ』に引き続き、『メーヌ・オセアン』も観ておきたい。
 
 
そんな10月でした。
では、また。

パーソン・オブ・インタレストをひたすら観ていた10月セカンドシーズン

ハイ、前回に引き続き、パーソン・オブ・インタレスト(PoI)の話です。
 
シーズン2も併せて観ました。
通常こういった犯罪捜査ドラマって大枠のストーリーがシーズンと共に一旦終わるイメージだったので、S1の最終回にはびっくりでしたね。
えっ、続くのかよ!?
とね。
しかもクリフハンガーにもなってない、ふつうの「つづく」だよ!それ!
 
いや、良いんですけど。
 

season2感想

 
シーズン2については、今振り返ってみると過去シーンがくどかった印象です。
このドラマは現在進行しているストーリーの合間に過去にあった出来事が挿入されるんですが、まったく同じシーン・同じカットをそのまま何度も使い回しているので「ここ、尺あわせなのでは?」と話に集中できなくなることが度々ありました。
 
そのくらい編集が雑。
 
S1での過去シーンは時間軸がバラバラでも話が通じるように絶妙なタイミングで差し込まれていましたし、使い回しシーンは必要最小限だったと思います。
 
しかしながら、背景でうごめいているストーリーがここから壮大になりそうだという予感がひしひし感じます。
また最後の方は、若干ですが暗い展開に。
 
でもね、一番気になるのが再起動掛かったマシンちゃんの管理者権限を電話で渡すって、そりゃないだろ!
しかも公衆電話なんですね。
なんでだよ!
管理者権限渡すことを通常のPCベースで考えたらそんなゆるい設定ありなのか?と、混乱しますけど…
 
このドラマの難点は「まぁ細かいところはおいといて…」という所が多すぎるところ。
しかしそのつっこみを心の中で入れつつもドラマとして面白い状況が作れているので黙って見続けています。
説得力よりエンターテイメント性を大事にしているのですね。
 
って、またこれハナシ終わらずにシーズン3に続くんか!!
 
ではまた!
 

パーソン・オブ・インタレストをひたすら観ていた10月

今月は米国ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』をひたすら見ています。
今のところ面白い(season2まで見終わりました)。
近年は北欧ドラマにはまっており、なかなかアメリカドラマを開拓できなかったのでちょっと久々。
 

あらすじ

ニューヨーク市の凶悪犯罪を防止するために奔走する謎の億万長者(マイケル・エマーソン)と、彼によって雇われた元CIAエージェント(ジム・カヴィーゼル)の活躍を描くクライム・サスペンス。
 
 
と、まぁ、犯罪を未然に阻止することを目的としたドラマというところが今までの犯罪捜査ドラマと違いますね。
どうやって未然に防ぐの?という所は是非ご覧になってご確認ください。
今となってはかなりリアリティある話です。
 
しかしながら、面白いストーリー展開だと感じる反面、気になる点がけっこうある。
ストーリーの穴というか、なんでそこ誰もつっこまないんだ、という部分が目立つ。
「この面白いのに雑なストーリーは何なんだ」と思ってよくクレジットを見てみると
 
 
とな。
クリストファー・ノーランの弟さんですね。
兄クリストファーの映画の脚本も手がけている。
そして書く脚本(ストーリー)が面白い割に、けっこうでかい穴をそのままにするで有名なあの人ですね。
 
まぁ、そんな人が脚本書いてるならもうしょうがねえかって感じです。
そんなこんなですが、面白いのは確か思いますのでとりあえず、season1の見所を少しまとめました。
 

season1みどころ

 

  1. 導入部分
  2. 意外と笑える
  3. 地味なキャラクターたち

 

1.導入部分

ほう、と感心したのは話の入り方が非常に秀逸だったことです。
この作品を観て、「やはりドラマを観るか観ないかの決め手は最初の5分だな」と改めて思いました。
この作品より前に観ようとして1話で切ったドラマは数多かったため、尚更そう感じたのかも知れません。
映画とドラマが違うのは、どうやっても家でディスプレイを前に観ることになるのでドラマの導入部分で一気に集中させて欲しいわけです。
そして興味を持たせつつ、どういうテンションの話なのか、また物語のスピード感を理解させる導入でした。
かなりピンポイントではありますが、本作においてはそれこそが最も上手い点であったと思います。
 

2.意外と笑える

本作は暗くなりがちなテーマでありながらもテンポの良さで視聴者を惹きつけつつ、適度な笑いをぶちこんできます。
 
この笑えるって部分が意外でしたね。
 
主人公のリース、フィンチという2大キャラクターについての説明までもが極端に少ないのですが、取りあえず2人とも生真面目かつ冷静、そして課された仕事に対してプロフェッショナルな人間であることが伺えます。
その2人の生真面目さ・冷静さが返って周囲との温度差を生んでいて非常にファニーな状況を作り出しています。
ここら辺は少しずつ関係の変化だったり、仲間が増えることによって面白さが変わっていくところも良かったです。
 

3.地味なキャラクターたち

そしてドラマにおいて最も重要なキャラクター造形ですが、先に述べたリースもフィンチもいい大人、中年です。
主人公のリースこそ高身長の美形ではありますが、無表情&無口、 常に同じ黒いスーツ…と、若干地味。
フィンチの方は小柄で特徴的だが味のある顔立ち、そして仕立ての良いスーツ…だが、やはりとても地味(でも可愛らしい)。
 
最初の主要キャラ久ターはこのおっさん2人しか出てこないという、なかなか挑戦的な配置だな…と思いましたが、中盤から少しずつ仲間集めが始まる辺りがアツイ。
 
おっさんたちが主人公にも関わらず、ちょっと少年漫画的展開のようにも感じるのです。
そして集まってきたキャラクターも本当に信じられるのかどうかを、お互いが探り合っている感じもまた良いのです。
 
個人的に気に入っているのは悪徳警官のファスコですかねー。
あの小市民的なキャラクターは物語において重要かと思います。
 
彼を観ていると、良いことができるかどうかは置かれた立場次第なのかも知れないと、改めて気づかされるのです。
season1においては、彼の葛藤が最大の魅力と言っても過言ではないと思いました。
 
 
と、まぁ簡単ではありますが、season1で面白かったところはこんな感じでした。
season2についても書ければ書こう。
 
では、また
 

2016年9月に観た映画18本

9月も終わり、そろそろ良い気候になってきました。

生きているって感じ…

そんな生き返るかのような思いの中で観た映画は以下の通りです。

 

 【劇場】

 8本

 【劇場/リバイバル作】

  • 地球に落ちて来た男

1本

 【DVD】

 6本

カナザワ映画祭

 3本

 で、計18本

 

こんな感じ。

思ったよりまた多いな…うーん。
10月は減らそう(いつも言っているが)。

にしても、リブート版『ゴーストバスターズ』を5回も観るとはついぞ思わなかった…
楽しい。そして可愛い(監督が)。

Blu-ray発売がこんなに楽しみなのは『マッドマックス』以来だなぁ…
どっちも80年代作品だなぁ…と気づいたときの時代錯誤感は言い表すことができません。

でもいい。
それがいいんだ。

あと『地球に落ちて来た男』も劇場で観られてうれしい。

また、この度はカナザワ映画祭へ初参加。
1日だけですが。
大層面白かったです。
かなりボンクラそうな人たちばかりで一方的な仲間意識が芽生えます。
これで最後なのかなぁ。
また場所を変えて行われるならば、たぶん行くかもなぁ。

 

今月は色々疲れたのでこのへんで…

ではまた…