【備忘録】クリムト展 ウィーンと日本1900
観覧日:2019年6月16日(日)
一般1,600円
鑑賞時間30分程度
@東京都美術館
- とても混雑していた
- チケットを買うのに20分程度の待ち時間
- 入場までに30分程度の待ち時間
- 入場してからも人溜まり(動かない)
- しんどい
- 素描などもけっこうある
- ユディトⅠを初めて観た
- 想像よりコンパクトなサイズだった
- 「鬼火」と第2回分離派展のポスターデザインが特に良かった、好きだな
- 女の三世代も良かったが、老女が嘆き悲しんでいるのは時代的なところなんですかね
- 女性の絵ばっかり描いていると思っていたが、老人の絵もあった
- クリムトは嫌われ者というトリビアを聞いた
- あとクリムトは女好きで愛人が常時15人くらいいたって聞いた
- クリムトはグスタフ(読み方はあっているのか疑問だ)
- 人が多くて疲れたし、土日祝日はゆっくり見る感じではないと思う
- かといって平日もそこそこ混雑していると聞いたので諦めるしかないでしょうな
- ショップも大混雑
- 何も買わなかったけど
- ポストカードがおしゃれっぽかった
- ガチャガチャもあったよ
2019年5月観た映画6本
暑い…しんどみ…夏が怖い…
【劇場/新作】
- ハイ・ライフ
- 荒野にて
- ドント・ウォーリー
- 愛がなんだ
- RBG 最強の85才
5本
【配信】
- 華氏451(2018)
1本
計6本
クレール・ドゥニ、ガス・ヴァン・サントといった名監督作品の新作やらアンドリュー・ヘイという新進気鋭作家?の新作やらで渋滞気味の映画館。
『ハイ・ライフ』は本当に頭おかしくなるかと思ったね、しかし。
ジュリエット・ビノシュがすごすぎた。
ロバート・パティンソンもブルース・ウェイン役が決まったみたいですしね、よかったね。個人的にベン・アフレックが降りてくれてよかったとしか言えないが。
にしても、映画監督って年取るごとにやばくなっていく人と(ドゥニ)落ち着いてく人(サント)と2パターンですね。
あとは『愛がなんだ』もなかなかでした。
人によって解釈が全然違うし、みんなが何かを言いたくなるような映画で議論が進みます。
でもカップルで観ない方がいいような気はするなぁ。
まぁ面白かったです。
そしてなんといっても『RBG 最強の85才』良かったわ〜〜〜、めっちゃ面白かった〜〜〜。
めっちゃカッコイイし可愛いのね…
ドキュメンタリー映画ですけど、けっこう笑いが起きてて和やかな雰囲気になるのも良かったな。
あと若い頃の写真とか出てたけど、ピナ・バウシュとかスーザン・ソンタグにも似ているように見えた。
3人とも好きだなー。
という感じで5月が終わった。
ではまた。
タナカマモルになりたい山田テルコ、あと象(『愛がなんだ』について思うところ)
※所々ネタバレ気味なので、ご覧になってない方はご遠慮ください。(気にしない方はもちろんお読みください)。
先日、話題の『愛がなんだ』を観てきました。
正直な感想としては「テルちゃん、ウザァ…」であった。
いや、映画はすごく面白かった、むちゃくちゃ良かった。
だからこその「ウザァ…」である。
テルコのような子がいるのもわかるし、あのような事をやってしまいたくなる気持ちも、まぁわからないでもない。
みんなの気持ちが少しずつわかって、全然わからない、というモヤモヤした気持ちになるのだった。
とまぁ率直な感想は置いておき、いくつかの疑問がこの作品にはあった。
個人的に最後まで引っかかっていたのは、テルコの「わたしはタナカマモルになりたい(いまだになれない)」という独白だ。
なんでテルちゃんはマモちゃんになりたいのだろう、と考えていた。
「その人になりたい願望」について色々調べたがしっくりくるものはなかった。
そしてふと思い当たったのが『生きてるだけで、愛』という映画の、とあるセリフ。
こちらの作品は、鬱のせいで仕事もできず日がな一日アパートでゴロゴロしているヤスコ(趣里)と、会社でやりたくもない仕事を黙々とこなしながら家では甲斐甲斐しくヤスコのお世話をするツナキ(菅田将暉)、というヨウコさんとナカハラくんの最上級みたいな作品である。
この作品のラストで、ヤスコはツナキに言う。
「ツナキはいいね、私と別れられて。私は私と別れられない、一生ね。いいなぁ、あんたは」
と泣くのであった。
それを思い出して、あのテルコの独白が腑に落ちた。
テルコがマモルになりたいのは、マモルと一生離れることがないからだ。
マモちゃんになってしまえば、ずっと一緒にいられる。
だからテルコはマモルになりたいのだ。
なんとなくそう思った。
でもそうだと思う。
タナカマモルがそんなに好きではないテルコでいるのももう嫌で、けれどもタナカマモルが好きなすみれさんにはなりたくない(すみれさんとマモルが付き合えるかどうかわからないしずっと一緒にいれる可能性があるわけでもない)。
それならいっそのことタナカマモルになってしまって、一生そばにいたいのだ、たぶん。
あとは象の意味するところも気になるポイントだ。
今泉監督曰く、象のシーンは「群盲象を評す」というインドのことわざだか物語だかに着想を得て取り入れたとのこと。
複数人の目の見えない人たちが、象の一部をそれぞれが触ってどういう生き物かを評するのだけれど、意見が一致しないという話らしい。
本作での象が意味するところって、要するに愛ってことでしょう。
それぞれの立場で愛し愛され、愛について語るのだけれど、結局みんなが持ってる愛の形はぜんぜん違った。
だからすれ違ったり反発したり諦めちゃったり、または変容してみたりするわけで。
ラストショットのテルコは、なぜか象の飼育員になっているのだけども、テルコが急に象の飼育員になるというのは現実的ではないので心象風景としての飼育員なのだろうな。
あれはマモルへの愛を上手いこと飼いならした(少なくともテルコの中ではそのつもり)、ということと受け取りました。
あとはね、ナカハラくんとすみれさんが本当に素晴らしいキャラクターでこの人たちをずっと観ていたいと思いました。
自然な台詞回しと存在感。
すみれさんは一緒に飲みたい女性ナンバー1だし、ナカハラくんはラーメン奢りたい男ナンバー1やでぇ。
すみれさん、ずっとあのままでいてほしい。
そしてナカハラくん、しあわせになってな。
ただの物語だけど、ほんとそう思った。
いい映画だったな。
【備忘録】アンドリュー・ワイエス展
観覧日:2019年5月18日(土)
一般500円
鑑賞時間20分程度
@愛住館
- 以前、丸沼芸術の森という埼玉にある美術館(…?)で見た内容とほぼ同じだった
- しかし、改めて良い。動画もあったが人が溢れていて見れなかったが、丸沼〜館長がインタビューに答えていたのが見えた
- アンドリュー・ワイエスが好きだ、と改めて確認する
- さくっとした展示だったのでさくっと終わる。まぁ、500円ですし…
- それでも良かった
【備忘録】ルート・ブリュック 蝶の軌跡
観覧日:2019年5月3日(金)
一般1,100円
鑑賞時間90分程度
@東京ステーションギャラリー
- 写真撮影可(フラッシュ撮影不可)
- そのため、フロアのいたるところで写真を撮影する電子音がしている(自分は気にならなかったが、同行者が気になっていた様子)
- GW真っ只中の昼過ぎに行ったが混雑具合はそこそこ。余裕を持ってゆっくり見れる。
- 最後に展示されている「鳥」という作品はサインが逆さまになっている
- ルート・ブリュックはフィンランド人(トーベ・ヤンソンと一緒)
- もともとは建築家になりたかったらしい(作品も立体が多い)
- アラビア陶器所にスカウトされた(アラビア陶器所ってARABIAのことか!)
- ヘルシンキにはアラビア地区というところがある
- 夫はタピオ・ヴィルカラ(知らない)
- 後期の抽象的な作品が好き
- 最後の作品である「流氷」はフィンランド大統領の私邸に飾られている(それがとても美しい)
- webサイトのデザインもとても美しい
- 図録もとってもイイ感じ(買わなかった)
以上
2019年4月に観た映画7本
GWだらだらしすぎてブログ更新しなかった。
旅行には行かなかったけれど、たくさんの人と会うことができてよい休日だったな。
ということで、先月観た映画は以下の通りです。
新作/劇場
- スパイダーマン:スパイダーバース
- キャプテン・マーベル
- シャザム!
- アベンジャーズ/エンドゲーム
4本
旧作/配信
3本
計7本
期待していた『シャザム!』はそこまで楽しめなかったな〜。
いや、楽しかったんですけどね、期待値高めすぎました。
でも個人的にすごく良かったのは主人公を迎え入れる家族のキャラクター。
多様性に配慮したかのように様々な人種が入り混じった家族で、最初出てきたときは「無理やりすぎないか?」と心配になったのだけれど、それが案外収まりがいい、というか、可愛かった。
素敵な家族で羨ましいなと思えた。
「違う」って素晴らしい、そこがこの映画の良いポイントだった。
それとは対照的だったのが『アナベル 死霊館の人形』ですかね。
とある黒人女性の扱いが納得いかん。
色々と説明的な部分もあって彼女は結局こうなる運命だったのだ、という一応の理由づけはしているのだが、いや納得いくかボケ、と。
2014年の制作にしては随分と馬鹿げたキャラクター作りで『シャザム!』を見習え、と憤りを感じるくらいだった。
あとは怒涛のマーベル祭りでしたね…もう…これはもう、仕方ない。
いやぁ、めっちゃ楽しかったなぁ。
『スパイダーバース』も『キャプテン・マーベル』も『アベンジャーズ/エンドゲーム』も、本当に、良い。
まぁキャプテン・マーベルの強さが理由もなくチートすぎて笑う、というくらいのものですよね。
スパイダーバースも一瞬一瞬が楽しくて美しくて、これを体感した後で実写のスパイダーマンを普通の気持ちで観ることができないだろうな、という心配があります。
アニメにしてくんねぇかな〜、って思っちゃいそう。
あとはエンドゲームはね〜〜〜、色々泣いてしまったんだけれど、特に好きなのは終盤に「わいらに任せんしゃい」という感じで女性キャラが勢揃いしたところマジぐっときた。
あの感じ、素晴らしい、これが尊み……
あとはDr.ストレンジ周りのアレコレ、ネタバレになるので書きませんがNY決戦の時にあのお方がね〜〜〜!みたいな、あれ、すごく良かった。
完全に個人の趣味ですが。
楽しかったなぁ。
これで一旦終わりになってしまうのが寂しいものですが、でも本当に感謝の気持ちが沸き起こってくるくらいなんですよね。
それに大好きなガーディアンズの続編に無事ジェームズ・ガンが戻って来てくれるということで、今はそれを楽しみにしておくよ。
はぁ〜〜〜〜、本当に終わっちまった〜〜〜、さびし〜〜〜〜〜〜〜。
ということで、ではまた…
2019年3月に観た映画8本
だらだらと余生を過ごしておるわけですが、あー、眠い。
眠すぎてこのまましぬのかと思うくらい眠い。
そんな中、観てきた映画は以下の通りです。
【劇場/新作】
- ブルー・マインド
- 翔んで埼玉
- グリーンブック
- 運び屋
- ROMA/ローマ
- 移動都市/モータルエンジン
6本
【劇場/旧作】
- 風たちの午後
- 囚われの美女
2本
計8本
新作はどれも特に面白いと思ったり、記憶に残ったりはしていない。
けっこう普通に観てしまったなと。
強いて言うならモータルエンジンの主要キャラが韓国人女性で、けっこう良い役を当てられていたのが印象的だった。
ええやん。
素敵やん。
と思いました。
旧作ですと、風たちの午後はすごい映画でしたね。
セリフが全然聞き取れない。
それは良いとして。
普通の生活の中にレズビアンの人が描かれているのが良いですね。
特殊な感じもなく、けれども、普通に狂っていく様が、切ねぇな…と、感じました。
あと、どうしても観たかったロブ=グリエの囚われの美女なのだが、8割くらい寝てた。
なぜだ。
楽しみにしてたのに…5月に早稲田松竹で上映するらしいので、再チャレンジしてきます。
ではまた。