『ロバート・メイプルソープ flowers写真展』へ行ってきた
パティ・スミスも最近書籍も出版されたこともあって、メイプルソープの写真展なんて行かない訳が無い。
そして最近では会田やレスリー・キーのごたごたもあり、そういうのもタイムリーな感じ。
入場料が500円とかなり安価だったのが気になったのだけど、たしかに安い作りでちょっと悲しかった。
作品自体はというと、やはりモノクロ作品が9割5分。むしろメイプルソープ作品でカラーをあんまり観た事がない気がする。
蘭や百合と言った大きな花びらのモチーフが多かったからか、ジョージア・オキーフを思い出してしまう。
写真と分かってはいるものの、花びらや茎の筋、葉脈の細かな部分までがくっきりと映し出されていてどことなく絵画っぽい印象。
大輪の花を中心に据えた大胆なレイアウトにも関わらず、植物の生き生きした姿というよりも、死の間際を連想してしまう感じでとっても鬱。
そこがイイ!
安いので買い物帰りにさらっと観るにはおすすめです。
西武池袋本店別館2階で2月14日(木)まで開催中。