パーソン・オブ・インタレストをひたすら観ていた10月
今月は米国ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』をひたすら見ています。
今のところ面白い(season2まで見終わりました)。
近年は北欧ドラマにはまっており、なかなかアメリカドラマを開拓できなかったのでちょっと久々。
あらすじ
と、まぁ、犯罪を未然に阻止することを目的としたドラマというところが今までの犯罪捜査ドラマと違いますね。
どうやって未然に防ぐの?という所は是非ご覧になってご確認ください。
今となってはかなりリアリティある話です。
しかしながら、面白いストーリー展開だと感じる反面、気になる点がけっこうある。
ストーリーの穴というか、なんでそこ誰もつっこまないんだ、という部分が目立つ。
「この面白いのに雑なストーリーは何なんだ」と思ってよくクレジットを見てみると
とな。
クリストファー・ノーランの弟さんですね。
兄クリストファーの映画の脚本も手がけている。
そして書く脚本(ストーリー)が面白い割に、けっこうでかい穴をそのままにするで有名なあの人ですね。
まぁ、そんな人が脚本書いてるならもうしょうがねえかって感じです。
そんなこんなですが、面白いのは確か思いますのでとりあえず、season1の見所を少しまとめました。
season1みどころ
- 導入部分
- 意外と笑える
- 地味なキャラクターたち
1.導入部分
ほう、と感心したのは話の入り方が非常に秀逸だったことです。
この作品を観て、「やはりドラマを観るか観ないかの決め手は最初の5分だな」と改めて思いました。
この作品より前に観ようとして1話で切ったドラマは数多かったため、尚更そう感じたのかも知れません。
映画とドラマが違うのは、どうやっても家でディスプレイを前に観ることになるのでドラマの導入部分で一気に集中させて欲しいわけです。
そして興味を持たせつつ、どういうテンションの話なのか、また物語のスピード感を理解させる導入でした。
かなりピンポイントではありますが、本作においてはそれこそが最も上手い点であったと思います。
2.意外と笑える
本作は暗くなりがちなテーマでありながらもテンポの良さで視聴者を惹きつけつつ、適度な笑いをぶちこんできます。
この笑えるって部分が意外でしたね。
主人公のリース、フィンチという2大キャラクターについての説明までもが極端に少ないのですが、取りあえず2人とも生真面目かつ冷静、そして課された仕事に対してプロフェッショナルな人間であることが伺えます。
その2人の生真面目さ・冷静さが返って周囲との温度差を生んでいて非常にファニーな状況を作り出しています。
ここら辺は少しずつ関係の変化だったり、仲間が増えることによって面白さが変わっていくところも良かったです。
3.地味なキャラクターたち
そしてドラマにおいて最も重要なキャラクター造形ですが、先に述べたリースもフィンチもいい大人、中年です。
主人公のリースこそ高身長の美形ではありますが、無表情&無口、 常に同じ黒いスーツ…と、若干地味。
フィンチの方は小柄で特徴的だが味のある顔立ち、そして仕立ての良いスーツ…だが、やはりとても地味(でも可愛らしい)。
最初の主要キャラ久ターはこのおっさん2人しか出てこないという、なかなか挑戦的な配置だな…と思いましたが、中盤から少しずつ仲間集めが始まる辺りがアツイ。
おっさんたちが主人公にも関わらず、ちょっと少年漫画的展開のようにも感じるのです。
そして集まってきたキャラクターも本当に信じられるのかどうかを、お互いが探り合っている感じもまた良いのです。
個人的に気に入っているのは悪徳警官のファスコですかねー。
あの小市民的なキャラクターは物語において重要かと思います。
彼を観ていると、良いことができるかどうかは置かれた立場次第なのかも知れないと、改めて気づかされるのです。
season1においては、彼の葛藤が最大の魅力と言っても過言ではないと思いました。
と、まぁ簡単ではありますが、season1で面白かったところはこんな感じでした。
season2についても書ければ書こう。
では、また
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