パーソン・オブ・インタレストをひたすら観ていた10月 サードシーズン
ということで、またしても『パーソン・オブ・インタレスト(PoI)』シーズン3お話です。
10月はずっとこれを観ていたことになる。
オマエ何回この話するねん、と言われてしまいそうではありますが、とりまseason3の感想は以下の通りです。
season3感想
もう始まった途端、前回(season2のクライマックス)までの話どうしたんだよ…と、なりました。
どエライ事が起こったにも関わらず、通常営業から始まって何なんだ。
リアルタイムで放送を観ている方は気にならないのかも知れませんが、ぶっ続けで見ているとシーズンごとの繋がりが薄くてびっくりしますね(ちゃんと後に繋がってくるけど)。
しかし全体を通して振り返ってみると、感動の神回があるかと思いきや、「その話マジどうでもいいよ!」っていう谷の回まで盛りだくさんでした。
あと通常業務で出くわすキャラクターが揃いもそろって頭悪いのでイライラします。
一般人もそこまで頭悪くないとおもう…何故そこでそんな行動を取らせるのかと疑問でしかない。
またヴィジランス(プライバシーと個人の自由を守るという口実を元にテロリストまがいの集団)の言動もちょっと。いくら何でも子供じみているっつーか。
コリアー君も可哀想なのは理解するが、頭良いのか悪いのか分からなくなるよね。
「えっ、キミ頭良い設定では?」と確認したくなる。
ラストの曲(exit music)の使い方も若干はずい。
Radioheadはものすごく好きなんだけど、ここで使うには余りにも直球過ぎ・メジャー過ぎてびっくりしましたね…
Radioheadは使って欲しい気もするが、話に集中出来ないので出来ればもうやめて欲しい。
罪深きseason3かな…
って、色々といちゃもんつけていますけれどね、でもね、このシーズンでルートの魅力が爆発してます。
スーパーサイコパス・ルートちゃんですよ!!!!
とてもかわいい。
シーズン1で初めて出てきた時、優しそうな綺麗なおねーさんで「この人むっちゃかわええわぁ…レギュラーにならんかなぁ…準レギュラーでも可…」とか思っていたのに、終わってみれば中身が完全なサイコパスで「うわぁ…」っつって頭抱えたのを覚えています。
(本性表す前↑※セラピストに扮するルートさん)
(本性表した後↑※めでたく病院に収容されたルートさん)
シーズン2にもちょくちょく出てきたけどなかなか好きになれなくて今後の展開が不安だったんですが、もうひたすらに好きになる!
ひとつひとつのエピソードが積み重なってシーズン3で大爆発って感じです。
何故ならサイコ―にサイコパスだからだよ!
特に中盤でコントロールに拷問されるルートちゃんが放った、
「私がマシンのインターフェイスなの」
ってセリフがマジで
最の高
でした。
そもそもなぜ彼女がルート(root)と名乗っているかというと、rootは簡単に言ってしまうと「管理者権限」の事を指し、全てのシステムにアクセス可能なスーパーユーザーであるという意味合いなんですね。
それを自分で名乗ってるって時点で…もう…(かわいい)。
マシンと一体化したいルートちゃん。
ああかわいい愛おしい。
今後は好きすぎて観るのもつらい。
(みんな可愛いけど↑)
その一方ですごく残念なのはすべての黒幕であろうジョン・グリア。
彼の凄みがまったく感じられない。
イライアスやクインの方がだいぶ年下にも関わらず悪としての風格や知性が感じられました。
イライアスにおいては見た目がごく普通の、そこらへんにいるおじさんのようでいて表情に狡猾さが滲み出ている。
爬虫類が獲物を狙っている様子を連想させてゾッとする瞬間があるんですよね。
そういうのがジョン・グリアにはない。
ふつーにふつーのおじいちゃんだよ。
なんでまたこの人キャスティングしたんだろうなと思ったら、
ジョン・ノーラン
ノーラン、ておめぇ、親戚使ってんのかよ!!!
(クリストファー・ノーランの弟であるジョナサン・ノーランが製作、脚本)
もっと味のある俳優さんを使っていただきたかったよ。
このふつうのおじいちゃんが凄んでる感じが後のトリックになってるのなら納得ですが。
まぁそれは最後まで見なければわかりませんよね。
ということで引き続きseason4を見ることにします。
ではまた。
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