変な映画が観たい

しがないWEBデザイナーです。映画と音楽とデザイン関連のこと適度に適当に書きとめます。

2016年に観たリバイバル上映作品26本

昔の映画も観る機会があれば観ておきたいなと常々思っています。
しかし膨大な過去作を前にすると何から手を付けていいのやら…となると劇場でリバイバル作が上映されていれば、できるかぎり観ておこう、と決めています。
そんな気持ちで去年観た過去作はこちらです。
(一昨年に新作上映した作品も入ってますが、2番館で2回以上見た新作もリバイバルとして取り扱っています)
 
 
観て良かった順、という感じです。
クストリッツァタルコフスキーは何度か観たことありますが、やはり何度観ても良い… 『2001年宇宙の旅』も『地球に落ちて来た男』も 何度観ても良い…
 
タルコフスキーは今年(2017年)にもK’sシネマで特集が組まれるようで、そちらも是非行きたいなって感じです。
日本人てタルコフスキーが好きなのかな。
毎年のように何かしら上映しているような気がします。
 
クストリッツァは『アンダーグラウンド』が生涯ベスト級に好きな作品なので、こちらも常に上映していただきたい作品でもあります。いつも最後の30分くらいずっと泣いてます。
上映時間がすごく長いですが、観て損はないと思いますので、絶対的に観た方が良い。
そんな中で初見であった『バベットの晩餐会』が最高すぎて、本当に心が洗われるような作品でした。
観る機会があれば、こちらもぜひ観ておくことをオススメします。
 
 
 
その一方で、これは常々言っていることなのですが自分はどうやらルキノ・ヴィスコンティをどうしても好きになれないという事実があります。
なので『山猫』『若者のすべて』はどうしても下になってしまう。
しかし嫌いなのが分かっていてなぜ観るかと言われれば、本当に嫌いなのかどうかを確かめるためとしか言えません。
数作観ただけでは好き嫌いが分からないと思っているからなんですけど。
 
また話は逸れますが、ヴィスコンティと同じくらい好きでもないのに作品を観ている監督と言えばグザヴィエ・ドランさんの作品です。
日本でも話題になった『わたしはロランス』ですが、全然好きじゃない。寧ろお洒落な雰囲気の映像に胸焼けを起こして「ああ、最近の若者って感じだな」くらいの印象でしたし、熱狂しているのも10代20代の人たちだと思っていました。自分には関係ない世界だなって思ってました。
しかしあるきっかけで『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』を観た時には思ったより楽しめてしまったのですね。
期待していなかったという事もあるでしょうが、意外と面白いぞ、と。
その後、『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』が立て続けに上映されたのでどちらも観たのですが、その両方とも全然おもしろくねぇな、と。やっぱり全然好きじゃなかった。
けれど、今年公開予定の『たかが世界の終わり』も観ようと思っています(好きなのか?)。
 
 
まぁそんなドランさん作品と同じで、ヴィスコンティ作品も「一応観とくか、嫌いだけど!」という嫌な気持ちになりに行くために、嫌いなことを確認するために観る、という苦行を自分に課しているのです。
しかしそうすることによって、自分の嫌いな作風をきちんと認識でき、好きな作品がより一層素敵に見えたり、自分が好きな作風がより一層明確になるんですよね。
 
そんな感じで、多分またヴィスコンティ作品が上映されれば観に行って文句言ってると思います。
 
新作ばかりでなく、リバイバル上映映画は行った方がいいよ!!
 
ではまた!