【備忘録】ジョン・ルーリー展
観覧日:2019年7月7日(日)
一般1,000円
鑑賞時間30分程度
- 2010年以来9年ぶりの展覧会(2010年のやつも行った)
- 最終日だからか、雨でも大盛況
- 2F〜4Fまで展示
- 作品としても面白いけれど、つけられたタイトルがいちいち面白い。洒落てる。
- 映像作品もあるのかー、と思ったら『フィッシング・ウィズ・ジョン』を流していた。
- みんなそれをじっくり観ていたが、これDVD出てるけどな…その場で観るのがいいのか?
- 写真OKだったらしく、やっぱりみんなパシャパシャ撮ってた。
- 写真じゃなくて目の前にある絵をもっと見た方がいいようにも感じた。
- 写真可の展覧会に赴くと何か腑に落ちなさを感じる。
- ということも含め、絵を観るとかそういうことについてもっとちゃんと考えようと思いました。
- ジョン・ルーリーと関係ないが、でも展覧会自体も良かったです。
- でも図録は買わなかった。おしゃれだったけど。
- 入り口の傘立てに傘入れておいたら持って行かれた。
以上
2019年6月に観た映画6本
わちゃわちゃと慌ただしく6月を終えました。
何をしていたのか記憶にございません。
政治家が言いがちなセリフを吐きながら観たような気がする映画は以下の通りです。
2019劇場/新作
4本
配信/旧作
- 哭声/コクソン
- カエル少年殺人事件
2本
計6本
今月観た新作に関してはこれといって記憶にあるものがないな…
『アメリカン・アニマルズ』はけっこうよかったが。
ゴジラもなー、ラドンが「ごますりクソバード」やら「イキリドリ」やら、なかなか珍しい愛称で親しまる面白キャラではありましたが、っていうか、ラドンの手のひら返しとモスラの萌えキャラぶりしか記憶にない。
あとはサリー・ホーキンスの扱いには納得いってねぇからな…(恨み)。
そして『カエル少年殺人事件』ってタイトルはどうなんでしょうね、だっせぇの。
作った人がかわいそう。
ついでに言うと『哭声/コクソン』、怖かった、國村隼…
面白かったけど映画館で観なくてよかったと思った6月でした。
さ、7月ですね。
今月は気を確かにたくさん見よう。
ではまた。
さよならTOHOシネマズ
映画館に行って映画を観るのが単純に好きです。
映画館で観る作品本数は平均して90本前後と言ったところで、通常料金で観るにはつらい本数です。
なので映画館の会員カードをいくつか保持して会員料金で観るのが常なのですが、それを始めたのは2012年頃からでした。
たぶんですけど、初めて作ったカードがTOHOシネマズだったと思います。
メールの履歴から2012年7月31日(火)に作成となっていました。
今は2019年の6月だから、7年前。
当時は日比谷、有楽町界隈のTOHOシネマズへよく行っていたし、当時住んでいたマンションから徒歩圏内にTOHOシネマズができ、ますます行くようになっていました。
けど、その間にもTOHOシネマズをどんどん好きじゃなくなっていくのを感じていたのも事実です。
なんていうか、せこい感じ。
一度スターウォーズ新作料金を無意味に1,900円にしてたことがありましたが、あれが決定的ですね。
「まじでクソだな」、とナチュラルに思ったことを鮮明に覚えています。
そういったまじくそな記憶が新しい中での値上げ。
やはり微妙な気持ちになりました。
消費税値上げを見越してとの見方もあるようですけれども、それにしても腑に落ちない。
会員の年会費をあげて1,800円をキープすべきだったのではないのだろうか。
しかもフリーパスも中止になったとか。
というかそのフリーパスも対して使い勝手よくなかったぞオイ。
にしてもこの料金値上げ傾向は斜陽産業感が半端なく、見ているのがつらい。
ここからまた緩やかに映画ファンは離れていき、さらには新規顧客が開拓できないことを想像してしまう。
ネガティヴすぎるだろうか。
けれども、どうも映画業界自体の鎖国感がひどい気がしている。
内需にしか目が向かない制作動向、配給宣伝の陳腐化、世界から取り残されていっている感が半端ない。
って、話題が逸れました。
とはいえ、TOHOシネマズが最大手なのも確かですし、それは揺るがないのでしょうね。
まぁいいさ。
次のシネマイレージの更新日ももうすぐだ。
ただ解約して終わる。
今までTOHOシネマズで観た映画が消滅するわけじゃないし、記憶がなくなるわけでもなんでもない。
もう行かなくていいや、と思っただけ。
※履歴は2015年10月からしか閲覧できない
さよなら。
また、いつか。
【備忘録】クリムト展 ウィーンと日本1900
観覧日:2019年6月16日(日)
一般1,600円
鑑賞時間30分程度
@東京都美術館
- とても混雑していた
- チケットを買うのに20分程度の待ち時間
- 入場までに30分程度の待ち時間
- 入場してからも人溜まり(動かない)
- しんどい
- 素描などもけっこうある
- ユディトⅠを初めて観た
- 想像よりコンパクトなサイズだった
- 「鬼火」と第2回分離派展のポスターデザインが特に良かった、好きだな
- 女の三世代も良かったが、老女が嘆き悲しんでいるのは時代的なところなんですかね
- 女性の絵ばっかり描いていると思っていたが、老人の絵もあった
- クリムトは嫌われ者というトリビアを聞いた
- あとクリムトは女好きで愛人が常時15人くらいいたって聞いた
- クリムトはグスタフ(読み方はあっているのか疑問だ)
- 人が多くて疲れたし、土日祝日はゆっくり見る感じではないと思う
- かといって平日もそこそこ混雑していると聞いたので諦めるしかないでしょうな
- ショップも大混雑
- 何も買わなかったけど
- ポストカードがおしゃれっぽかった
- ガチャガチャもあったよ
2019年5月観た映画6本
暑い…しんどみ…夏が怖い…
【劇場/新作】
- ハイ・ライフ
- 荒野にて
- ドント・ウォーリー
- 愛がなんだ
- RBG 最強の85才
5本
【配信】
- 華氏451(2018)
1本
計6本
クレール・ドゥニ、ガス・ヴァン・サントといった名監督作品の新作やらアンドリュー・ヘイという新進気鋭作家?の新作やらで渋滞気味の映画館。
『ハイ・ライフ』は本当に頭おかしくなるかと思ったね、しかし。
ジュリエット・ビノシュがすごすぎた。
ロバート・パティンソンもブルース・ウェイン役が決まったみたいですしね、よかったね。個人的にベン・アフレックが降りてくれてよかったとしか言えないが。
にしても、映画監督って年取るごとにやばくなっていく人と(ドゥニ)落ち着いてく人(サント)と2パターンですね。
あとは『愛がなんだ』もなかなかでした。
人によって解釈が全然違うし、みんなが何かを言いたくなるような映画で議論が進みます。
でもカップルで観ない方がいいような気はするなぁ。
まぁ面白かったです。
そしてなんといっても『RBG 最強の85才』良かったわ〜〜〜、めっちゃ面白かった〜〜〜。
めっちゃカッコイイし可愛いのね…
ドキュメンタリー映画ですけど、けっこう笑いが起きてて和やかな雰囲気になるのも良かったな。
あと若い頃の写真とか出てたけど、ピナ・バウシュとかスーザン・ソンタグにも似ているように見えた。
3人とも好きだなー。
という感じで5月が終わった。
ではまた。
タナカマモルになりたい山田テルコ、あと象(『愛がなんだ』について思うところ)
※所々ネタバレ気味なので、ご覧になってない方はご遠慮ください。(気にしない方はもちろんお読みください)。
先日、話題の『愛がなんだ』を観てきました。
正直な感想としては「テルちゃん、ウザァ…」であった。
いや、映画はすごく面白かった、むちゃくちゃ良かった。
だからこその「ウザァ…」である。
テルコのような子がいるのもわかるし、あのような事をやってしまいたくなる気持ちも、まぁわからないでもない。
みんなの気持ちが少しずつわかって、全然わからない、というモヤモヤした気持ちになるのだった。
とまぁ率直な感想は置いておき、いくつかの疑問がこの作品にはあった。
個人的に最後まで引っかかっていたのは、テルコの「わたしはタナカマモルになりたい(いまだになれない)」という独白だ。
なんでテルちゃんはマモちゃんになりたいのだろう、と考えていた。
「その人になりたい願望」について色々調べたがしっくりくるものはなかった。
そしてふと思い当たったのが『生きてるだけで、愛』という映画の、とあるセリフ。
こちらの作品は、鬱のせいで仕事もできず日がな一日アパートでゴロゴロしているヤスコ(趣里)と、会社でやりたくもない仕事を黙々とこなしながら家では甲斐甲斐しくヤスコのお世話をするツナキ(菅田将暉)、というヨウコさんとナカハラくんの最上級みたいな作品である。
この作品のラストで、ヤスコはツナキに言う。
「ツナキはいいね、私と別れられて。私は私と別れられない、一生ね。いいなぁ、あんたは」
と泣くのであった。
それを思い出して、あのテルコの独白が腑に落ちた。
テルコがマモルになりたいのは、マモルと一生離れることがないからだ。
マモちゃんになってしまえば、ずっと一緒にいられる。
だからテルコはマモルになりたいのだ。
なんとなくそう思った。
でもそうだと思う。
タナカマモルがそんなに好きではないテルコでいるのももう嫌で、けれどもタナカマモルが好きなすみれさんにはなりたくない(すみれさんとマモルが付き合えるかどうかわからないしずっと一緒にいれる可能性があるわけでもない)。
それならいっそのことタナカマモルになってしまって、一生そばにいたいのだ、たぶん。
あとは象の意味するところも気になるポイントだ。
今泉監督曰く、象のシーンは「群盲象を評す」というインドのことわざだか物語だかに着想を得て取り入れたとのこと。
複数人の目の見えない人たちが、象の一部をそれぞれが触ってどういう生き物かを評するのだけれど、意見が一致しないという話らしい。
本作での象が意味するところって、要するに愛ってことでしょう。
それぞれの立場で愛し愛され、愛について語るのだけれど、結局みんなが持ってる愛の形はぜんぜん違った。
だからすれ違ったり反発したり諦めちゃったり、または変容してみたりするわけで。
ラストショットのテルコは、なぜか象の飼育員になっているのだけども、テルコが急に象の飼育員になるというのは現実的ではないので心象風景としての飼育員なのだろうな。
あれはマモルへの愛を上手いこと飼いならした(少なくともテルコの中ではそのつもり)、ということと受け取りました。
あとはね、ナカハラくんとすみれさんが本当に素晴らしいキャラクターでこの人たちをずっと観ていたいと思いました。
自然な台詞回しと存在感。
すみれさんは一緒に飲みたい女性ナンバー1だし、ナカハラくんはラーメン奢りたい男ナンバー1やでぇ。
すみれさん、ずっとあのままでいてほしい。
そしてナカハラくん、しあわせになってな。
ただの物語だけど、ほんとそう思った。
いい映画だったな。
【備忘録】アンドリュー・ワイエス展
観覧日:2019年5月18日(土)
一般500円
鑑賞時間20分程度
@愛住館
- 以前、丸沼芸術の森という埼玉にある美術館(…?)で見た内容とほぼ同じだった
- しかし、改めて良い。動画もあったが人が溢れていて見れなかったが、丸沼〜館長がインタビューに答えていたのが見えた
- アンドリュー・ワイエスが好きだ、と改めて確認する
- さくっとした展示だったのでさくっと終わる。まぁ、500円ですし…
- それでも良かった