2017年に観た新作映画で記憶に残っているもの
2017年公開の新作映画の中で好きな映画、記憶に残っている映画についてパラパラと。
特に意識はしていなかったけれど、記憶に残っている映画といえば『ローサは密告された』と『立ち去った女』がすぐに思い起こされた。
カンヌ主演女優賞受賞、フィリピン麻薬戦争の暗部描く「ローサは密告された」dvd化
『立ち去った女』予告編 Japan Official Trailer
そしてどちらもフィリピン映画だった。
今まで、1年を振り返ってフィリピン映画2本を思い出すって事は多分なかったと思う。
しかし、結構どちらも鮮烈な印象だったんですよね。
2本とも暗いし犯罪がらみの話だしジメジメしてるんだけど、面白い。
フィリピンの政治的な情勢がそうさせているのだろうか。
何か鬱屈した雰囲気を感じずにはいられない。
とてつもないエネルギーが内包された、湿度の高いジメジメ系映画だった。
で、2017年公開作品として忘れちゃならないのが『ELLE エル』、こちらですよ!
イザベル・ユッペールが!最高のやつですよ!!
好きなもので、すみませんね。
しかし期待を裏切らない最高にかっこいい映画。
この時代において!
イザベル・ユペールが最強という映画を作ったポール・ヴァーホーベンは本当にえらい。
本当にえらい!!
あとは地味に『メッセージ』が良かったなーと。
非常に染みた。
悲しい結末を知っていたとしても、それでも愛おしい瞬間を求めてしまうのですね、人間は。
人間は欲深く、悲しいが、愛さずにはいられない。
心が洗われてしまう。
あとは『ベイビー・ドライバー』『ワンダーウーマン』『新感染 ファイナル・エクスプレス』辺りが爽快感あって楽しくてめっちゃ好きな映画でした。
これらはBlu-ray買って布教したい。
『ケイト・プレイズ・クリスティーン』なんかも非常に面白かったしできる事なら再見したく、『パターソン』もお休みの日にゆっくり家で観たい作品になった。
まぁそんな感じです。
9本か。
それ以外にもいっぱい面白い映画はありましたけどもね。
あと個人的には旧作ですがアテネフランセで観た『死者からの手紙』がすごく良かった。
Письма мертвого человека трейлер
去年観た新作・旧作を合わせてベスト3に入るくらい面白かった。
再見できないのが悲しい。
これが映画。
切ない。
今年も頑張って観よー(アテネにはなかなか行けそうにないが)。
では、また。