変な映画が観たい

しがないWEBデザイナーです。映画と音楽とデザイン関連のこと適度に適当に書きとめます。

オーディトリウム渋谷

※オーディトリウム渋谷さんは2014年10月に閉館されました。

映画館紹介第一弾。

「オーディトリウム渋谷」を勝手にご紹介。

今、都内で一番攻めの姿勢にあるんじゃないかと思っている映画館。

ここは渋谷のホテル街に位置し、初めて行くにはちょっと分かりづらい所。
iphoneで渋谷駅から順路を検索した最短距離から行くよりも、文化村通りから向かった方が道が入り組んでなくてわかりやすい。

建物はKINOHAUS(キノハウス)と言い、コンクリ打ち付けのオシャレで簡素な造り。
ちなみに2階がオーディトリウム渋谷、3階はユーロスペース、4階はシネマヴェーラ渋谷と渋谷を代表する(?)映画館が3館入っている何とも熱い施設(1階〜地下1階に映画学校という徹底ぶり)。

館内の雰囲気はというと、エレベーターを出てすぐのロビーは非常に薄暗い。
受付の人の愛想は良くも悪くもなく、事務的な感じがかえって映画館の雰囲気とマッチしていていいかもしれないが。

劇場については他館と比べると簡素な印象で、若干狭く、天井も低いので圧迫感がある。
スクリーンもちょっと小さめ。
シネコンシネマコンプレックス)系の映画館にしか行ったことのない人には驚くほどの狭さだと思う。
特に座席もそこまで良い椅子ではなさそうで、長時間の作品を観るには向いてない気がする(実際、富田克也監督作品 映画「サウダーヂ」 空族制作という3時間超の作品を観たとき腰が辛かった…)。
しかし前席との間隔は一般的。

また館内に飲み物などの自販機は置いていないが、1階がカフェになっている(cafe theo(テオ)Cafe Theo | Facebook)。
チラシはミニシアター系を中心に雑な感じで大量に置いてあるので、ガサガサと探るのが意外と楽しい。

ユーザー年齢層は10代後半〜60代と幅広い印象。上映している作品は尖っているけれど、オシャレ系女子からご年配の夫婦などなど様々。
けれど観客みんな映画玄人感が満載なので普段映画館に足を運ばない方には敷居が高いかもしれない。

上映作品の方向性としては、邦画を中心に、実験的な作品、若手映画監督作品や、名作だが馴染みのない作品のリバイバルなど、かなりマイナー方面の作品を上映してくれる特異な場所。

他では見れない作品が上映されているので、ずっと残ってほしい映画館なのです…。
渋谷に行ったついでに足を運んでもよいと思います。

オーディトリウム渋谷