2016年1月に観た映画
2016年、ですね。
たいして代わり映えもなく、粛々とまとめます。
つーことで、1月に観た映画は以下。
【劇場/新作】
10本
【劇場/旧作】
- ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
- 黒猫・白猫
- アンダーグラウンド
- アリゾナ・ドリーム
- SUPER8
- ジプシーのとき
6本
【DVD・TV】
1本
とまぁ、こんな感じです。
自分的にはけっこう多い方。
なので文章もちょっと長めになってしまいましたので、今回は言いたい事がある作品ごとに章立てておきますね…
『クリード チャンプを継ぐ男』
まずこちら、大変好評な作品ですよね。
「号泣必死」という感想が多いので覚悟して観に行きましたが、正直そこまで感動せずでした。確かに面白かったんですが不思議とこのムーブメントに乗れなかったです。
「この温度差、前にも経験したな」と思ったんですが、あれだ、『ウォーリアー』の盛り上がりの時にも体感しましたね。
あの映画も「男泣き映画」って感じだったので、満を持して観に行ったのですが思いのほか普通に観てしまって拍子抜けした記憶があります。
ちょっと期待値高めすぎたのか、それとも自分が歳を取ったのか…最近映画で涙を流していないような気がします。
それはそれでとても寂しい。
『エージェント・ウルトラ』
それよりか、個人的にはこちらの方が余程グッときましたですね。
ダメ男が立ち上がるっていうね。
これも王道なんですけども。
映画秘宝的に言うと「舐めてた相手が殺人マシーンでした」系映画でしょうか。
そういうの好きなんですね。
自分がダメ人間だからでしょうか。
ボンクラ野郎が主人公の方がグっときてしまう。
しかし他の「舐めてた相手が~」系と少し違うのは、彼女にプロポーズ出来るかどうかってところなんですよね。
まぁ、結局プロポーズはするんですけど、そのタイミングたるや、もうね、涙と笑顔で「ああっ」って感じです(伝わらない)。
個人的には映画史上最高のプロポーズでしたよ。
可愛いのなんのって。
それまではあまりジェシー・アイゼンバーグもクリステン・スチュワートも大して好きでも何でもなかったのですが、この作品で好きになりましたね。
ベストカポーでした。
ほんとに最高でした。
映画『エージェント・ウルトラ』本編映像~ホームセンターで大暴れ!~
『クリムゾン・ピーク』
そして今月一番スゴイなと思ったのは『クリムゾン・ピーク』なんですよ!
何がスゴイってビジュアルが凄すぎてあっけにとられましたね。
美しいです。
いや、鬱くしいです。
ストーリー的にはいわゆるメロドラマってやつなのですが、それをゴシック(&ホラー)として魅せてるわけですね。
ゴシックロマンスというらしいですが。
そのビジュアル面の凄さは言わずもがななのですが、何より驚いたのはジェシカ・チャスティン(チャステイン?)ですかね。
彼女はまったくサイコーですね。
普段は赤毛と健康的な肌で笑顔が素敵なお姉さんですが(弟役のトムヒと共に↓)、
今回はダークヘア&青白い顔が不健康そうな凶悪ブラコン姐さんでした(↓)。
とてもイイ。
まぁ美しければなんでもオッケーなんですけどね。
ゴシックなゴーストストーリーだっつってんのに、彼女が出てくるシーンはサイコホラーになってました。
最高です。
2回ほど観たのですが、1回目はビジュアル面の凄さとジェシカ・チャスティン無双に気を取られてあんまりストーリーが入ってこずに、「こんなもんか」って感じだったのですが、後からよくよく思い出してみるとスゴイ映画だったなと。
後になってから感動を覚えました。
さきほどの『クリード』の話じゃないですが、「なんかこの感じ、前にも経験したことある」と思ったのです。
何で経験したかというと、なんと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
マッドマックスを初めて観たときにはその興奮のあまり頭がどーにかなっていたのですが、あれもビジュアル面が圧倒的でしたよね。
またストーリーがどうの、キャラクターがどうのまで頭が追いつかなかったこともあります。
極度の興奮状態で思考が定まらずに、家に帰ってぼんやりとマッドマックスに想いを馳せていると妙に泣けてきてしまったのですね。
そんな経験はそれまでになかったように思います。
今回もそれに近いものがありました。
『クリムゾン・ピーク』を観終わってからも、しばらくあのジェスカ・チャスティン演ずるルシールの佇まいが脳裏に焼き付いて忘れられなかったのですね。
で、また観に行く、と。
彼女の美しさを観るだけでも十分ですが、主人公のミア・ワシコウスカちゃんも眼鏡っ子姿が似合っていて良かったです。
あとは日本でも大人気のトムヒさんはサービスシーンが話題なようですよ。
『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ最新作!『クリムゾン・ピーク』予告編
クストリッツァ特集上映
そして最後にもうひとつ、これは忘れちゃいけない。
『アンダーグラウンド』は恐らく、自分史上生涯ベスト級に好きな作品です。
泣きます。
もう、最後の30分間くらいずっと泣いてます。
ただ観て欲しい。
多くの人に。
これを観ずに死ぬわけにはいかないでしょう。
虚しさと愛おしさで引き裂かれそうになりながら、泣き笑ってしまう。
エミール・クストリッツァ特集上映「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!」
新作・旧作併せると16本になってしまった…
正直今年は少しペースを落としたいと思っていたんですが、なかなか上手く行かない。
2月はもっと少ない本数に留めたいです。
ではまた。